技の研究 · 足技

送足払仕組みと上達のポイント

寄っていく両足を見分け、横移動と上体を合わせて支えをまとめて払う。送足払を練習に結びつける詳細ガイドです。

正式表記
送足払
名称の意味
足を送り寄せて払う
分類
投技 · 足技
扱う位置
取の左足で受の右足を受の左足へ寄せて払う

両足が寄る瞬間を追い、支えをまとめて払う

送足払は、受の足運びを追いながら両足を寄せ、支えが移り変わる瞬間にまとめて払う足技です。横への移動練習ではこの関係を観察しやすくなります。ただし、横に決まった回数だけ進めば成立する技ではありません。受の足の位置、胴体の移動、二人の歩調がつながった場面を捉えることが大切です。足だけに注目せず、上体がどこへ運ばれているかを併せて見ます。

本記事の基準:技を掛ける側を取、受ける側を受と呼びます。取の左手で受の右袖、右手で受の左襟を持つ形から始めます。以下の例では、取の左足裏を受の右足に当て、その右足を受の左足へ寄せる方向に払います。取自身を支える軸足は右足です。受の両足が近づく場面を使い、方向や左右はそれぞれの本人から見たものとして記述します。向かい合う二人の左右を、画面上の左右で取り違えないようにしてください。

英語では Okuri ashi barai、okuri-ashi-barai という綴りも使われますが、本ページで扱う送足払と同じ技を指します。「両足を払う技」という説明は狙いを理解する助けになります。ただし、結果として両足が畳から離れただけで分類を決めることはできません。踏み出した片足を捉えたのか、移り変わる二つの支えを寄せて払ったのか、投げる前の動きから確認します。

最初の目標は、受身を取れる相手と無理のない速さで動きを合わせることです。成功した形を作るために、受へ横跳びを頼んではいけません。最後まで投げ切らない動作でも、支えが移る瞬間を適切に捉えたかは確認できます。反対に、大きく跳んでもらうと、取の動作が実際には受の支えに作用していない問題を見落とします。見栄えより、自然な足運びに技が働いたかを評価します。

足の間隔と肩の線を分けて観察する

講道館 · 送足払 / Okuri-ashi-harai
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Efficient Judo · 送足払の実演
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講道館の動画では、正式な技の実演を確認できます。二本目の Efficient Judo の動画も送足払の実演資料で、タイトルでは okuri-ashi-barai という綴りが使われています。音声で指導する解説講座として紹介しているものではありません。最後に受が浮いた姿だけをまねず、胴体と両足がどのようにつながって動いているかを比べてください。

一回目は受の両足の間隔、二回目は肩の向きと取の組み手によるつながり、三回目は取の軸足を見ます。観察対象を分けると、足が寄っている途中に払っているのか、受が再び足幅を広げて安定した後に足を出しているのかを区別しやすくなります。一度に全てを見ようとせず、同じ場面を異なる観点で確かめます。

自分たちの動画には、足が触れる前の少なくとも一歩分を入れます。払う足首だけを近くで撮ると、機会を生んだ歩調が分かりません。取が相手の胴体について移動しているか、体を後ろに残したまま横へ足だけ伸ばしていないかを確認します。足の力が弱く見える失敗でも、原因がその前の追従不足にある場合があります。

準備の歩数を同じにすれば必ず掛かる、と考えないことも大切です。一定の歩調は動作を覚えるための練習条件であり、技全体を代わりに判断してくれるものではありません。形に慣れたら受が時々止まったり歩幅を変えたりします。数えた拍子で自動的に足を出すのではなく、足と上体の関係を見て選べるかを確かめます。

足幅が狭まる過程に機会がある

横に動きながら歩調が合ったとき

小さな横移動では、受の足が互いに近づく感覚を捉えやすくなります。自分の足場を整えながら、受の胴体について動いてください。受の上体だけが組み手の先へ逃げると、足首には届いても相手全体の支えをまとめにくくなります。速く動いて無理に合わせようとせず、受が感覚を伝えられる速さから始めると、上体の遅れも修正できます。

円運動から横方向の移動に変わったとき

回り込む相手にも、両足が寄る同じ関係が一時的に生じます。ただし、円を描く一歩が全て送足払の機会になるわけではありません。足がどちらへ進んでいるか、受の肩とのつながりが保たれているかを確認します。二人が勢いよく回り続ける練習にせず、指導者と小さな弧を決め、支えの変化を落ち着いて見られる範囲で行います。

支える足への攻撃から横へ踏み直したとき

例えば、支釣込足を掛けようとすると、受が回り込むように足を踏み替えて横へ進むことがあります。その後に足が寄れば送足払を検討できます。一方、受が足幅を広げて止まったり、まっすぐ離れたりした場合には、想定した連絡の条件がありません。同じ最初の技からでも、実際に起きた反応に合わせて次の動きを変えます。

両足が離れたまま安定しているとき

広く踏ん張った足に、強く払えば両脚を動かせると考えるのは適切ではありません。再び移動を作る、方向を変える、別の技を選ぶなどして状況を整えます。足首の外側へ繰り返しぶつけても、足が寄る一歩の代わりにはなりません。練習では受がこの掛けにくい姿勢も示し、取が無理に掛けず見送る判断を練習できるようにします。

上体をつなぎ、移り変わる支えをまとめる

相手の移動に体ごとついていく

足運びと組み手を使い、受の横移動から自分の体が取り残されないようにします。左足で払う間、右の軸足は取の体重を支えられる位置に必要です。軸足を後ろに残すと、届かない距離を払う足だけで埋めようとしてしまいます。その結果、受の支えが変わる前に取自身が崩れます。払う足の速さを直す前に、支える足が移動に追いついているかを確認します。

受の上体を移動につなぐ

両手は受の胴体を導き、払う動作が近い方の足首だけに終わらないように働きます。片袖だけを引き、反対の肩が自由に逃げる形にしないでください。引き上げる働きと横へ導く働きを、相手の足運びに合わせます。強く下へ引きつけると、動かしたい瞬間に受の足が畳へ落ち着いてしまい、支えを寄せにくくなります。

足裏で受の右足を捉える

本記事の基準では、取の左足裏を受の右足に当て、その足を受のもう一方の足へ送ります。すねを上へ蹴り上げるのではなく、畳に近い高さで脚全体を滑らかに使って払います。足の形と正確な接触位置は指導者に見てもらってください。接触が痛いと受が自然に歩かなくなるため、タイミングを学ぶ条件まで変わります。痛みや不快感のない接触を先に整えます。

足が寄る動きに沿って払い続ける

最初に触れたところで止めず、変化している二つの支えをまとめるように動作を続けます。ただし、足を踏ん張った相手に力で押し通す意味ではありません。受の両足が既に再び離れたなら、その機会は過ぎています。払う足を戻し、自分の姿勢を整えます。一続きの払いが有効なのは、受の支えがまだその方向に動かせる関係にある間です。

受の着地まで導く

受が倒れる間も袖を管理し、取自身の立ち位置を整えます。きれいに払えた感覚があっても、必要以上に高く浮かせたり、手を離したりしてはいけません。横方向への転倒は急に進むことがあります。始める前に速さと着地の仕方を共有し、周囲の組と接触せず終われる空間を確保します。最後に取が安定していることも、一本の練習の評価に含めます。

足だけで追いかけないための四つの確認

軸足が受の肩の移動に遅れていないか

取の立っている足が、受の胴体の動きについていっているかを見ます。自分の体を置き去りにすると、払う脚を遠くへ伸ばして補いがちです。まず投げずに一緒に横移動し、途中のさまざまな場所で止まります。そのとき相手の柔道衣にぶら下がらなくても立てることを確かめます。静止できない位置なら、払いを足す前に足運びから修正します。

触れる時点で受の両足が寄っているか

足裏が届く直前の足幅を確認します。広がりつつある両足への払いと、寄りつつある両足への払いは、相手の支えの条件が違います。どちらも「力が足りない」とまとめないでください。穏やかな速さを維持して動作を始める時点を変えると、どのタイミングで支えをまとめやすいかを比べられます。速さまで同時に変えると原因が見えにくくなります。

手で受の足を畳へ押しつけていないか

下向きに強く引くと、動かしたい側の足に受の体重が落ち着くことがあります。上体への働き掛けが「動きやすい導き」だったか、「重く押さえられた感覚」だったかを受に聞きます。組み手を緩めることを目標にせず、つながりを保ちながら引く向きを軽く調整して比較してください。足を寄せる間に胴体も移動できることが狙いです。

機会を逃しても払う足を戻せるか

掛ける機会がなくなった後、左足を畳に戻して普通に動けるでしょうか。戻せないなら、自分の支えを超えて体を預けすぎている可能性があります。練習には、空振りした動作や途中で掛けるのを見送る場面も含めます。乱取りでは相手が一定の歩調を約束してくれないため、姿勢を回復できることが技の実用性の一部になります。

歩調、間合い、接触の問題を分けて直す

近い方の足しか捉えられない

もう一方の足がまだ遠い、払うのが早い、上体が両足の動きについてきていない、といった原因が考えられます。触れる前の足幅を見てください。払いを大きくする前に、同じ小さな移動の中で少し遅らせて比較します。実際の機会が踏み出した片足にあるなら、二足をまとめる形へ無理に変えず、出足払としての狙いも指導者と確認します。

両足が畳に張りついたように動かない

掛けるのが遅い、下へ引きつけている、受が意図的に足幅を広げた後を攻めている、といった違いを調べます。受がどの状態を感じたかを聞き、明確に足が寄る一歩で軽く接触するところから繰り返します。それで無理なく動けば、タイミングと手の向きを保ったまま仕上げを加えます。反応を複雑にするのは、その関係を再現できてからです。

自分の足が交差してよろける

軸足の一歩が狭すぎたり、横移動に対して後ろに残ったりしていないかを確認します。いったん投げる練習を止め、払いなしで足運びを繰り返します。次に軽く触れて戻る動作を加えます。受がそのまま動いても、自分の足で姿勢を回復できることが改善の目安です。思い切って掛ける以上はよろけても仕方ない、と考えて放置しないでください。

受が跳んで成功させてしまう

受は取に気を遣っているか、痛い接触を予想して先に逃げているかもしれません。自然に歩き、実際に受けた作用に応じて受身を取るよう共有します。速さと力を落とし、途中までの崩れでも正直に伝えてもらいます。受が作った派手な完成形より、どこで支えが変わったかを確かめられる練習の方が、次の修正につながります。

三歩目だけなら掛けられる

足が寄る条件ではなく、数えた歩数を覚えている可能性があります。受が二歩、三歩、四歩の小さな移動を変え、ときどき止まります。取は足と胴体がつながった機会にだけ掛けます。判断がはっきりするまでは強い抵抗を加えません。制御できないほど不規則にすると、何を見て修正すべきか分からない練習になってしまいます。

横への踏み直しを次の判断材料にする

支釣込足から送足払へ

組み手で受の上体とつながった状態から、支釣込足を狙います。受が回り込んで横へ進み、両足が寄るなら、胴体についていって支えをまとめて払います。足幅を広げて止まったなら見送ります。支えに使った足はいったん立ち直れる位置へ戻し、次の動作を始めてください。一連の動きに見せようとして、片脚を上げたまま無理につなげる必要はありません。

送足払から体落へ

受が払いを避けて前へ踏み直し、取が袖を管理できているなら、その前隅に対して体落を検討できます。ただし、取は向き直る動作と両足の支えを作り直す必要があります。払いが外れたからという理由だけで、相手の前へ脚を長く伸ばしてはいけません。間合いや組み手が回転する投げに合わなくなっている場合は、いったん姿勢を整えます。

送足払から背負投の入りへ

横への移動をこらえた受が、取の方へ踏み直すことがあります。取自身が足を戻して立てれば、その反応から背負投へ入れる可能性があります。回る前に、袖と肩へのつながりを確認します。受が正面を保って遠くにいるなら、引き続き組み手と間合いを整えます。抵抗された事実だけを、必ず前へ投げられる合図に置き換えないでください。

反対方向へもう一度払う

最初の攻めで、受が逆方向へ足を寄せて踏み直す場合もあります。左右それぞれを無理なく行えるようにしてから、鏡写しの動作を学びます。今度は取のどちらの足裏が受のどちらの足に触れるのか、最初に言葉で確認してください。歩調が切れた、接触が不快になった、広く踏ん張られた場合は中断します。二度目の払いは、何かが起きるまで蹴り続ける義務ではありません。

連絡の練習では、受が想定した続きの反応を返さない回も作ります。取は二つ目の技を出さなかった理由を説明します。支えの変化から技を選べているのか、覚えた順番を再生しているだけなのかを、この短い振り返りで確かめられます。成功した連絡だけでなく、適切に見送った判断も練習の成果として記録します。

姿勢を保ちながら、足が寄る歩調を変える

早い段階なら、横への一歩を小さくする、歩調を変える、払われる前に立ち位置を整える、といった対応が考えられます。肩の向きと姿勢も保ってください。足幅を広げるだけで上体を自由に扱われていると、送足払は防げても別方向への攻撃を招きます。一つの技を止めたことだけで評価せず、その後どちらへ動けるかも含めてやり取り全体を確認します。

見ずに跳んだり、入ってくる足を蹴り返したりして防御しないでください。自分から支えをなくし、相手にも予想しにくい動作になります。初めは止まる、歩幅を変えるといった単純な対応を事前に決めます。取が変化を認識できるようになってから、指導者の管理のもとで選択肢を増やします。防御側も練習条件を守ることが、判断を学ぶ前提です。

燕返は、足払いに対する返し技として別に認められた技です。指導者の練習計画に含まれる場合は、かわすタイミングと払い返す動作を一つずつ学びます。振った二本の足が遅れてぶつかっただけでは、再現性のある返しになりません。防御する側が姿勢を整えて避け、その後に新しい攻撃の機会があることを確かめる必要があります。

既に支えを払われたら、伸ばし切った腕を後ろについて耐えるのではなく、制御した受身につなげます。取は着地を導きながら、安定した姿勢へ戻ります。投げる前に脚が絡まった場合は、二人とも止めてやり直してください。脚を無理に通そうとして動き続けると、当初の足払いとは異なる不安定な状況になります。

横へ落ちた後の位置から抑えを選ぶ

受が近くに落ち、脚が間に入っていない

上体への有効な接触を保ち、受の胴体の横へ安定してつきます。肩と腰を管理できるなら、横四方固が候補になります。ただし、両足を払って倒しただけで抑えが完成したわけではありません。受の腕の支えや、二人の間へ戻した膝が残っている場合があります。寝技ではその空間を改めて確認し、実際に上体を制御できているかを見ます。

受が落ちながら向きを変える

着地した受は、横向きやうつ伏せになっているかもしれません。実際の胴体の向きに合わせ、必要なら指導を受けた返し方を使います。袖を引くだけでは、腰が回るのを止められないことがあります。同じ逃れ方を繰り返されるなら、投げから切り離して着地後の位置だけを練習します。投げの完成度と寝技の到着位置を、別々に確認できるようにします。

勢いで胴体の横を通り過ぎる

払いの後も横へ大きく進んでしまうと、寝技に移る相手から離れる場合があります。上体とのつながりを放したのか、近づく速さが制御できないほど大きかったのかを見直します。派手に投げても大きな間隔が残るより、速さを抑えて安定して終わる方が、次の展開を作りやすいことがあります。投げ終わりの取の立ち位置も撮影に含めてください。

投げから抑えへ移る練習では、取が投げた後も立って終わるのか、一緒に畳へ移行するのかを先に決めます。どちらも目的に応じた練習条件になります。重要なのは選んだ続きが制御され、実際の着地に合うことです。毎回同じ寝技を押しつけず、その位置で必要な操作を指導者と確かめます。

歩数を覚える練習から、機会を見分ける練習へ

二人で歩調を合わせる

通常の組み手で小さく横へ動き、まだ投げません。二人の位置関係と、それぞれの足元を整えておきます。途中で一緒に止まり、足が不自然に交差したり、相手に支えてもらったりせず立てるかを確認します。これができてから次へ進みます。足の操作を加えると見えにくくなる足運びの問題を、最初に整理する段階です。

足が寄る途中で軽く触れる

受の両足が近づくときに足裏で軽く触れ、元の姿勢へ戻ります。受は跳ばず、移動中に足を捉えられたのか、落ち着いてからぶつけられたのかを伝えます。指導者が選んだ複数の歩幅で、同じように不快感のない接触を再現できれば次へ進みます。一つの歩幅だけで成功する状態と、変化に合わせて触れられる状態を区別します。

制御した受身までつなげる

受が受身の準備をした状態で、上体を導く動きと払いをつなげます。最後の一歩を振り返れるよう、一組の反復を長くしすぎないようにします。受が畳に着いた事実だけでなく、取の姿勢が整い、受が制御して落ちられたことも成功の条件です。足首やすねへの衝突が続くなら、投げ続けず接触の段階へ戻って直します。

動く歩数を変える

受が短い移動の長さを変え、ときどき止まります。取は数えた拍子ではなく、足が寄る機会を選びます。適切に払えた回、接触が遅れた回、正しく見送った回を分けて記録します。タイミングが崩れたら、速さを上げる前に変化の幅を小さくします。難しさは判断の課題を見えるようにするために加え、何が起きたか分からなくなるほど増やさないでください。

別の攻撃を一つ加える

足が寄れば送足払、前への踏み直しで入りができれば指導者が選んだ回転する技、という二つの機会を設けます。どちらもなければ姿勢を整え直してよい条件にします。同じ横移動の始まりから、違う課題へ分かれることを学ぶ練習です。最後に短い乱取りで、組み手が悪くて掛けられなかった場面も含め、受の両足が寄った瞬間を一つ探して振り返ります。

大会と対戦相手を指定して公式映像を探す

公式のIJF:オデット・ジュッフリダの送足払映像一覧には、2019年トビリシ・グランプリでのギリ・コーヘン戦が掲載されています。一覧でその大会名と対戦相手を選んで確認してください。送足払のタグに関連づけられた再生項目の存在を確認したものであり、一覧だけで正確な得点、時刻、全ての組み手の細部まで分かるわけではありません。

予定された足運びではない試合のやり取りで、両足がどのように寄るかを調べます。接触する前の移動方向と、肩の線が払いに伴って動いているかを観察します。これらは映像を見るための課題であり、確認していない各瞬間の動きを説明したものではありません。再生に必要なアクセス権がない場合は、上に掲載した公式実演を利用できる技術資料として使います。

試合映像と普段の横移動練習を比べてください。練習でも歩幅や歩調が変わるでしょうか。それとも相手が必ず決まった数で足を寄せているでしょうか。役立つ修正は、投げる速さを上げることではなく、途中に一回の停止を加えることかもしれません。利用できる映像で実際に観察した内容だけを記録し、見られなかった細部を補って断定しないようにします。

二つの支えを寄せる動作と、一歩を捉える動作を区別する

出足払は、踏み出した足の支えが移るところを狙います。送足払は、相手の足運びを追って支えを寄せながら払います。どちらも軽く突然掛かったように見え、上体とのつながりも必要ですが、同じ動作に違う名前を付けたものとして教えるべきではありません。投げる直前に、もう一方の足が何をしていたかを確認すると、狙っていた関係を理解しやすくなります。

支釣込足は、低い位置に足を当てて支え、その周りへ上体を導く技です。畳に沿って両足を送る送足払とは作用が異なります。支釣込足への反応で横移動が生まれ、送足払へつながることはあります。ただし、次の技のタイミングを新たに判断し、取自身が立てる軸足の位置も回復する必要があります。形だけ足を動かし続けないでください。

まっすぐ横に進む練習と、円運動から入る形は、機会の作り方の変化です。どちらも受の胴体を逃がさず、両足が寄る支えの変化を生み出せるかで有効性を確かめます。正式な技分類は柔道100技の資料で確認し、歩調や組み手についての便宜的な呼び方と分けて扱います。入り方が変わっただけで、新しい正式な技が一つ増えるわけではありません。

接触の瞬間に足幅がどう変わっているかを記録する

今回の問い:「自分の払いが届いたとき、受の両足はまだ寄っているか」同じ相手と小さな横移動を使い、足が寄っている、既に再び離れている、踏ん張っている、適切に見送った、という場面を分けて記録します。指導者には取の軸足も確認してもらいます。接触が遅れた原因が、自分の支える一歩の遅れから始まっている場合があるためです。結果だけでなく、払いを始める前の足運びを一緒に調べます。

記録例:「十二回の機会で、寄る途中の接触が五回、離れた後の遅い接触が四回、正しく止まれたのが三回。足の接触は痛くなかったが、両足が触れるまで待っていた。次は寄る途中で動作を始め、同じ速さで比べる」。これは検証する課題の選び方を示す例で、達成すべき成功率ではありません。自分の観察結果から、次に変える条件を一つ決めます。

振り返りは練習記録テンプレートまたはJudo AIに残せます。接触を早めて改善したら、歩幅を変える相手でも試します。早い空振りが増えただけなら、さらにタイミングを変える前に、上体とのつながりと軸足の一歩を確認します。一つの修正が別の条件でも役立つかを確かめ、うまくいかなかった理由を次の練習へ持ち越せる記録にします。

出典、執筆と確認範囲

講道館の正式な技名称一覧で技名と分類を確認しています。主な技術資料は、IJFの送足払の定義・動画資料と、上に掲載した講道館の実演です。二本目の動画は別の制作者による資料として明記しています。第11節の公式映像一覧は、技のタグに付いた大会名と対戦相手の確認に用いています。その一覧から得点、時刻、本記事の全ての練習提案まで裏づけられるという意味ではありません。

執筆:Judo AI · 英語版編集確認:2026年10月9日 · 日本語版編集確認:2026年10月13日。定義、出典の同一性、記事内の整合性、リンクを確認しています。練習課題と原因を探る問いは、指導者と相談するための編集上の提案であり、効果が検証された練習計画ではありません。実名を示した技術指導者による承認は未了です。動画の同一性は確認していますが、全編の再生や各試合の細部を独立して分析したものではありません。

競技規則と対象範囲:本記事は指導者のもとで柔道を学ぶためのガイドであり、現在の審判規程を網羅する資料ではありません。過去の得点に触れる場合は、その大会での記録を指します。組み手の変化や関節技・絞技を試合で使う前に、年齢区分と大会の適用規則を指導者に確認してください。本稿はそれらの使用可否を保証しません。相手が参ったを示す、中止を求める、痛みを訴える場合には、その動作を止めます。

技の詳細ガイド一覧 · 講道館の柔道100技 · 練習ガイドをご覧ください。