技の研究 · 横捨身技

払巻込仕組みと上達のポイント

払巻込は、すでに受を腰に乗せた払腰を、前方への捨身へ変える技です。釣り手が襟を放し、右腕で受の右腕を脇に巻き込み、倒れながらも払いを続ける。払巻込の詳細ガイドです。

正式表記
払巻込
名称の意味
払いながら巻き込んで投げる技
分類
投技 · 横捨身技
扱う形
右脚で払う右の払腰からの形。受の右腕を取の右脇に巻き込む

手を放した後も、腰の払いを続ける

払巻込(はらいまきこみ、「払いながら巻き込む」の意)は、横捨身技に分類される横への捨身技です。IJFの定義は正確な順序を示しています。受を前、または右前隅へ崩す。払腰から右手の組手を放して左へひねり、受の右腕を脇に巻き込んで、受の体が自分の体に巻き付くようにする。そして前へ倒れ、受を一緒に運ぶ、という順序です。

この技を際立たせる特徴は二つあります。一つは払腰の払いを受け継いでいることです。受を取の腰へ引き寄せながら、取の右腿の裏で受の右腿を払います。もう一つは、投げの途中で上体のつながりが変わることです。右手が襟を離れ、右腕が受の右腕を脇に閉じ込めます。通常の払腰では取は左脚で立ったままですが、払巻込ではその土台を捨てるので、取の体重そのものが投げの一部になります。

この記事を通しての約束:取は右の形で行います。巻き込む前は、払腰のガイドと同じく、取の左手が受の右袖を持ち、右手が受の左襟を持ちます。左脚が支え脚、右脚が払う脚です。巻き込むときに右手を放して左へひねり、受の右腕を取の右脇の下に挟み込みます。左の形で教えるときは、すべての要素を反転させます。

名称:「harai makikomi」と「harai-makikomi」は同じ正式な技です。決まった払う脚を持たずに同じような脇への巻き込みを使う外巻込や、背負投の入りから腕を受の脇の下に入れたまま保つ内巻込と混同しやすい技です。内股巻込は、講道館の一覧で別の名前が付けられたさらに別の技です。内腿への攻めから巻き込んで終える形はそちらに属し、払巻込ではありません。

対象とする読者:制御された払腰をすでに掛け、受けることができ、二人の体が一緒に着地するときの倒れ方と受身を教わっている柔道家です。最も指導者に見てもらう必要があるのは、片脚の支えの上でのひねりと、頭が畳に近い状態での前への倒れです。規則の範囲は第14節で扱います。

持ち替え、脚、着地の順に見る

講道館 · 払巻込の公式実演(講道館 × IJFアカデミー「100の技」シリーズ、2020年12月31日公開、約1分)
YouTubeでこの動画を開く。埋め込みプレーヤーが使えない場合は、元の動画をご覧ください。
Efficient Judo · 払巻込の実演(2018年1月29日公開、40秒)。発信元は、払巻込、すなわち「払いながら巻き込む投げ」の実演と説明しています。
YouTubeでこの動画を開く。埋め込みプレーヤーが使えない場合は、元の動画をご覧ください。

講道館の動画が公式の参照で、Efficient Judoの動画は独立した二つ目の実演です。確認したのは同一性、発信元、長さ、説明文だけです。以下の問いは見るべき点であって、映像のコマの説明ではありません。

  1. 放す瞬間。取の右手が襟を離れる瞬間を見つけます。その時点で受はすでに取の腰に乗り、右脚が払われているか。それとも先に手を放しているか。
  2. 払う脚。払い始めから畳まで、取の右脚を追います。取がひねって倒れる間も受の右腿に接触し続けているか。それとも倒れる前に脚が下りているか。
  3. 着地。取の体のどこが最初に畳に着くか。受は取に対してどこに着地し、その瞬間、取の右脇はまだ受の腕を閉じているか。

二つの実演で、手を持ち替えるタイミングや脚の終わり方が違うなら、両方を混ぜるのではなく、自分が練習しているのはどちらの形かを指導者に尋ねてください。

機会は、腰には乗ったのに上体が抵抗しているとき

払巻込は、一度も腰に届かなかった払腰を救う手段ではありません。部分的には効いている払腰から始まります。受は前、または右前に崩れて取の腰に乗っているのに、上体が回転についてこないため、立ったままでは投げ切れない状態です。

使える:払いは効いているが、受の胸が起きたまま

受は腰に乗り、右脚は払われているのに、胸を起こしたままでいるか、左腕でこちらを押してくるので、釣り手で受を回せません。襟を放して腕を挟み込むことで、負けている手の働きを、自分の体重とひねりに置き換えます。第7節はこの場面から始まります。

使える:受が払腰の入りへ前に出てくる

取の回転に向かって踏み込んでくる受は、重く腰に乗ってくることがあります。その重さがまだ前にある間に払いを始めれば、巻き込みと倒れは受自身の方向を続けるものになります。タイミングを練習するのによい場面です。

機会ではない:受の腰が取より後ろにあり、右足が踏ん張っている

受が腰を後ろへ落とし、踏ん張った右足に体重を乗せているなら、払いは固定された脚に当たるだけで、巻き込むための前への動きがありません。ここから前へ倒れると、取は、立ったままでいることも、上から追うことも、返し技を掛けることもできる受の前で、先に倒れることになります。立て直しは第7節の三つ目の流れです。

機会ではない:受の右腕に届かない

巻き込むには、受の右腕が自分の体側に挟みつけられるほど近くになければなりません。受が腕を引いている、あるいはまっすぐ伸ばして届かないところに保っているなら、右腕は何もないところで閉じるだけです。襟を持ったまま、払腰を組み立て直します。

ケンカ四つの組手

左組みの受に対しては、払腰の入りも、巻き込める腕も変わります。巻込の掛け終わりを加える前に、腰への入り方と受の右袖への届き方を解決してください。組手の練習ガイドを参照してください。

時間的に重なり合う六つの役割

役割はゆっくり学びますが、投げはそれらが重なり合うことで成り立ちます。

  1. 左手:持ち替えの間も、袖が投げを運ぶ

    払腰と同じように、取の左手は受の右袖を前、または右前隅へ引き出し、右手が放れる間も引き続けます。放している間は、これが取の唯一の組手です。確認:映像で、襟の手が開く瞬間にも左手が動き続けていること。止まると、受の右腕が脇から離れていきます。

  2. 右手と右腕:襟を放し、脇を閉じる

    右手が受の左襟を離れ、右腕が受の右腕の外側から回り込み、取の上腕と体側の間に受の腕を挟み込みます。脇は受の肩に近いところで上腕を締めつけるもので、肘をひねるものではありません。確認:巻き込んだ後、腕が伸び切って肩が離れたままではなく、受の右肩が取の右体側の近くまで引き寄せられていること。

  3. 腰:受を腰に乗せたままにする

    払腰の腰の接触はすでにできていなければならず、持ち替えの間も保たれなければなりません。巻き込みは腰の接触を作るものではなく、それを確実にするものです。確認:横から見て、右手が開くコマで、受の腰が取の背中の線より後ろではなく、取の右腰に当たっているか越えていて、受の右足が軽いか畳から離れていること。

  4. 右脚:払いが受の右腿への接触を保つ

    基準の形では、取の右腿の裏で受の右腿を払います。ここでは上体がひねる間も払いを続けます。払いの高さと長さは、講道館の実演と照らし合わせて確かめる細部です。確認:持ち替えのときに脚が畳へ下りるなら、二つの動作が同時ではなく、順番に起きています。

  5. 左の支え脚:ひねる体の下の一つの土台

    倒れるまで、取は左脚で立ち、胴体は左へひねり、右脚は払っています。支え脚の足と膝は、胴体の下で固定したままにせず、胴体と一緒に回ります。確認:倒れないゆっくりした通し練習で、取が巻き込みへひねり込み、左膝に負担を感じずに構えへ戻れること。

  6. 胴体と頭:左へひねり、受を付けたまま前へ倒れる

    取は左へひねって前へ倒れ、受の体が取の体に巻き付くように受を一緒に運びます。頭はあごを引いて横へ向け、畳に最初に着くものにはしません。確認:見ている人が、取が畳に最初に着いた部位を言い、その瞬間に受がまだ巻き込まれている(肩が取に付いている)ことを確かめます。

順序が大切な理由

IJFの順序は、崩し、払腰、放してひねる、倒れる、です。受が腰に乗る前に取が襟を放すと、まだバランスを保っている相手に巻き込みを閉じることになります。巻き込みが閉じる前に倒れると、受は離れ、取は一人で着地します。ひねる前に払いが止まると、受の右脚は支えとして畳に戻ります。このガイドは支え足の角度、払いの高さ、距離を定めていません。その代わりに、次の役割が始まるときに、前の役割がまだ働いているかを確かめてください。

確かめられることがある四つの手がかり

  1. 先に腰、その後で巻き込み

    確認:反復のたびに受に「右手を放す前に、腰に乗っていましたか」と尋ねます。一つのまとまりで「いいえ」が2回以上あれば、払腰の入りへ戻ります。

  2. 袖を持つ手は止めない

    確認:持ち替えを正面から撮影します。右手が開くコマで、左手が動いているはずです。

  3. ひねる間も、脚を腿に当てておく

    確認:取の体が倒れ始める前に払う脚が着地したら、見ている人が「下りた」と言います。その回数を数えます。

  4. 受と一緒に倒れ、受より先に倒れない

    確認:二人とも畳に着くまで、受の右肩が取の背中に付いていること。取の頭が先に畳に着いた反復があれば、そのまとまりは止め、指導者に見てもらいます。

うまくいかなかった手がかりは、それぞれ第6節の一つの見極めにつながります。一つ目は襟を放した瞬間に止まる失敗へ、二つ目は同じ止まり方の袖の原因へ、三つ目は受が横向きに乗ってくる失敗へ、四つ目は頭から落ちる問題へ対応します。

五つの失敗と、それぞれの確かめ方

脚は横からのカメラ、手は正面からのカメラで撮ります。いくつかの失敗は、着地だけを見ると同じに見えます。

襟の手を放した瞬間に、すべてが止まる

考えられる原因:手を放すことが間のある別の段階になっていて、その間に受が立て直している。右手が開く間に左の袖の手が止まっている。あるいは受が一度も腰に乗っておらず、動かし続けるものがなかった。

見分け方:まず受に腰の接触について尋ねます。腰に乗っていたなら、正面からの映像で両手を比べます。左手が止まっていれば二つ目の原因、両手とも動いているのにひねりに目に見える間があれば一つ目の原因を示しています。

一つの調整:間がある場合は、払腰の形で止めた位置から、立ったまま放して巻き込む練習をし、左への一続きのひねりを目指します。袖が止まる場合は、左手の目標を一つ指導者と決め、放す間もそこへ向かって動かし続けます。評価:同じ相手、同じ入りで、5回の反復のうち、放してから巻き込むまでに目に見える間がなかった回数を数えます。

右腕が空気、道衣、伸びた腕の上で閉じる

考えられる原因:巻き込む前に、袖で受の右腕を引き寄せていなかった。取の右腕が受の腕に沿って閉じるのではなく、大きな弧を描いて振り回されている。あるいは受が先読みして腕を引いている。

見分け方:放した瞬間の受の右肘を見ます。取の体側から遠ければ袖の問題、近いのに外れたなら腕の経路の問題、引かれていくなら先読みです。先読みされているなら、準備の動きが読まれているということでもあります。

一つの調整:腕の経路が原因なら、小さくまとまった経路を試します(講道館の映像と照らし合わせて確かめるべき編集上の提案です)。腕を先に外へ開くのではなく、襟から右前腕を受の右上腕の上へかぶせるように落とし、肘を自分の肋骨の方へ締め下ろします。評価:一つのまとまりのほとんどの反復で、前腕や袖ではなく、肩に近い上腕が挟まれていると受が確認すること。

受が自分の周りに巻き付かず、横向きに上へ乗ってくる

考えられる原因:左へのひねりが小さすぎ、受が自分の体に巻き込まれていない。あるいは受の脚が畳から離れる前にまっすぐ下へ倒れたため、受が自分の上に落ちてくる。

見分け方:横からの映像で、自分の体が下り始めたときに受の足が畳から離れているかを確かめます。まだ着いているならタイミングが原因です。浮いているのに受が自分に沿ってではなく横切るように着地するなら、ひねりが原因です。

一つの調整:タイミングが原因なら、受がはっきり運ばれるようになるまで、第10節の第一段階にある、倒れる前に止まる確認点を使います。ひねりが原因なら、倒れる前に胸がさらに左へ向くまで巻き込みを練習します。評価:受は着地のたびに「巻き付いた」か「上に乗った」かを伝え、比較できる二つのまとまりで数を比べます。

頭から畳に向かっていく

考えられる原因:止まった払いを投げ切ろうとして、まっすぐ下へ飛び込んでいる。左の支え脚が崩れ、胴体が落ちている。あるいはあごが引けておらず、頭がひねりを先導している。

見分け方:映像で、下り始めたときに払いがまだ動いていたか(動いていなければ一つ目の原因)、胴体が回る前に左膝が崩れたか(二つ目)、肩より先に頭が回ったか(三つ目)を見ます。

一つの調整:投げ切る試技はやめます。指導者と一緒に、低い開始位置から最後の部分だけを練習します(編集上の練習案:取は膝をつき、腕はすでに巻き込んだ状態)。左へのひねりを完了させ、最初に着くのが指導者の指定する肩と体側のあたりになるようにし、頭は横へ向けて畳から離しておきます。止まった払いを、飛び込んで追いかけることは決してしないでください。評価:低い開始位置からの反復のたびに、見ている人が最初に着いた部位を言います。投げ切る試技を再開する時期を決めるのは、回数ではなく指導者です。

回るときに左膝がねじれる感じがする

考えられる原因:胴体が上で左へひねっているのに、支え足が固定されたままになっている。支え足を受から遠すぎるところに置いたため、膝が伸びながら回らなければならない。あるいは疲労。

見分け方:ひねりをゆっくりにして左足を見ます。胴体が回る間に足の向きが変わらないなら一つ目の原因。足が受へ明らかに届こうと伸びているなら距離。稽古の終盤にだけ起きるなら負荷です。

一つの調整:そのまとまりを止め、ひねる間の支え足を指導者に見てもらいます。倒れずに、止まった払腰の位置から巻き込みを練習し、左足と膝を胴体と一緒に回します。評価:ゆっくりしたひねりのまとまりを通して、膝に負担を感じないこと。痛みが続くなら、医療の問題です。

払腰が払巻込になるとき、ならないとき

監督下で練習するための編集上の提案です。

払腰から

受の胸が抵抗したら、払腰から払巻込へ

開始:左手は受の右袖、右手は左襟。最初の動作:受を腰に乗せ、右脚で払う、本物の払腰。反応:受の脚は浮きかけているのに、受は胸を起こしたまま、あるいは左腕でこちらを押してきて、回転が止まる。次の動作:払いと袖の引きを続けたまま、襟を放し、受の右腕を脇に巻き込み、左へひねって受と一緒に前へ倒れます。止める:受の右足が畳に戻り、腰が取より後ろにあるなら、手を放しません。下の三つ目の流れを使います。

払腰へ入る

大内刈で受を前へ引き出し、腰に乗せる

開始:袖と襟の組手。最初の動作:受の左脚への本物の大内刈。反応:受は前へ押し返し、体重を前足の上へ戻して立て直す。次の動作:その前への重さが残っている間に払腰へ回り込みます。受が腰に乗って越えていくなら、立ったまま投げ切ります。受が腰に乗っているのに上体が抵抗する場合だけ、上と同じように巻込へ続けます。止める:大内刈からの立て直しで受が前ではなく離れていくなら、組手を組み直します。受がまだ大内刈で後ろへ倒れていくなら、回り込まずにその攻めを投げ切ります。

払巻込を防がれた後

倒れる前に、受が払う脚の周りを回り込んで踏み出す

開始:すでに襟を放し、巻き込みが閉じかけている払腰。反応:受が右脚を取の払う脚の外側へ回して取の前に着く、あるいは腰を取の後ろへ落とす。次の動作:倒れません。脇を開き、右脚を下ろし、袖を持ったまま向き直ります。新しい攻めの前に襟の組手を取り直します。立て直したその姿勢に後ろへの続きが合うかどうかは、思いつきでなく、指導者と一緒に組み立てるものです。止める:すでに倒れ始めているなら、練習したとおりに倒れ切り、第9節の寝技の課題へ切り替えます。畳の上から払い直そうとしてはいけません。

それぞれの巻込の前にあった反応を技マップのワークシートに記録し、投げ切った回数と並べて、正しくやめた回数も数えます。

腰を与えず、腕を守り、倒れには受身で応じる

予防(腰に乗る前):この技は、払腰が腰まで届くことに依存しています。受としては、腰を肩の下に保ち、取が自分の前へ回り込めないように足を動かし、右肘を体側に近づけておきます。練習では、約束した防御を一度に一つだけ行います。

逃れ(持ち替えの間):襟を放す瞬間は、取が袖だけで受を持っている瞬間です。そのとき受が腰を後ろへ落とし、払う脚の周りを回り込んで踏み出せば、巻き込みで運べるものはほとんどなくなります。腕は上から挟まれているので、ひねっている相手に逆らって、閉じかけた脇から腕を上へ引き抜こうとすると、肩を痛めることがあります。逃れるときは足と腰を使います。

巻き込まれて倒れ始めたら:受身を取ります。ここでは受の右脚は払われ、右腕は上から取の体側に挟みつけられているので、受は足を出して倒れを止めることができず、取の体は挟まれた受の右側に沿って下りてきます。受身に使えるのは左腕だけです。その使い方を指導者と約束し、決して腕を伸ばして突いてはいけません。取は、体重を落ち着かせる前、二人が着地するときに脇を開きます。

取が返し技にさらされる危険:立ったままの払腰は、もともと払腰返のような支え脚への返し技を受ける危険があります(これは指導者と別に学んでください)。払巻込に失敗すると、別の危険が加わります。取は土台を捨てて畳の上にいて、うつ伏せのこともあります。その着地は投げ切れなかった投げではなく、守りの位置として扱います(第9節)。

動く前に、着地を読む

反復のたびに、寝技へ続けるかどうか、どれくらいの時間続けるかを事前に約束します。

腕を巻き込んだまま、受の胸の上か横に着地する

自分の背中か体側が受に付き、受の右腕が自分の右脇にある状態かもしれません。それは抑え込みではなく、受に背中を向けて寝ていれば、受に立て直す時間を与えます。巻き込んだ肘に体重を掛けないようにしながら胸を受の方へ向け、脚で土台を作り、それから初めて、袈裟固や横四方固など指導者に教わった抑えへ移ります。近い腕はすでに自分の体側に挟まれているので、受の脚の方を向いて着地した場合は、後袈裟固も指導者と比べてみる価値があります。これは指導者に確認すべきことであり、ここで標準的な移行だと主張するものではありません。参ったがあれば、すぐに脇を開きます。

着地の間に、受がうつ伏せへ向きを変える

腕を受の背中の上で引きずらず、放します。受の背中の上で安定した位置へ移り、うつ伏せの相手に対して指導者が教える返しを選びます。この終わり方は別に記録します。頻繁に起きるなら、ひねりが受を十分に巻き込んでいないのかもしれません。

自分が先に着地し、受が上に落ちてくる

片脚から前へ倒れたので、うつ伏せで着地しているかもしれません。左の支え脚が自分の下に折れ込んでいないかを確かめます。受が落ち着く前に、脇を開き、その脚を抜いて、両膝を体の下に入れます。脚を挟まれたまま平らに寝ていると、受に背中を与えます。失敗した倒れで作り出すのではなく、寝技の練習ガイドのように、止まった開始位置からその立て直しを練習します。

効いている払腰の上に、捨身を組み立てる

第一段階:倒れずに放して巻き込む

受が腰に乗り、右脚で払っている、ゆっくりした協力的な払腰から、襟を放し、腕を巻き込み、左へひねって、構えへ戻ります。進む目安:放す前に腰の接触があったと受が確認し、持ち替えの間も袖の手が動き続け、取が左膝に負担を感じずに構えへ戻れること。

第二段階:監督下でのクラッシュマットへの倒れ

指導者が見ている中で、厚いマットと受身が確実な受を使い、歩く速さで前への倒れを加えます。倒れる回数は少なくします。進む目安:倒れ始めに脚がまだ払っていること、取の頭が畳から離れていること、受が取に巻き付いて着地することを、見ている人が確認できること。

第三段階:判断

受は反復ごとに、腰に乗ったまま胸を起こしている(取は払巻込へ続ける)か、腰を取の後ろへ落とす(取は脚を下ろして立て直す)かを選びます。最初は巻き込んだところで止める入りから始めます。進む目安:まとまりを通して取の判断が受の反応と一致し、腰を引いた反応から倒れを試みないこと。

第四段階:限定した攻防

短い時間の攻防で、入りは払腰だけとし、巻込の掛け終わりは、見ている人が脚の払いを確認した後でだけ認めます。受は腰を後ろへ落とすこと、払う脚の周りを回り込んで踏み出すことはできますが、返し技はしません。見ている人は試技ごとに「立ったまま投げ切り」「巻込」「脚を下ろして立て直し」のどれかを記録します。進む目安:腰を引いた反応の後に巻込が行われず、取が支え脚を挟まれてうつ伏せに着地して終わる試技がないこと。捨身を自由乱取りに取り入れるかどうか、どの強度で取り入れるかは、指導者が決めます。

第四段階が腰に乗る前に崩れてしまうなら、取り組むべきは払腰の入りと組手です。打ち込みの練習ガイドと乱取りの目標を参照してください。

研究できる二つの公式リプレー

確認済み:2026年10月10日の時点で、以下の各IJF選手ページは払巻込の技ページで、名前の挙がった対戦を技タグ付きのリプレーに掲載しており、各ページはタグの付いた動作を、そのページに名前のある選手によるものとしています。未確認:このガイドのために対戦を視聴してはいないため、得点、試合の中の時点、その前の攻防は分かっていません。

映像1:レシュク対ナジ(ハンガリー・グランドスラム2026)

アルテム・レシュク(Artem Lesiuk、ウクライナ)対ダビド・ナジ(Dávid Naji、ハンガリー)、ハンガリー・グランドスラム2026。アルテム・レシュクのIJFの払巻込ページに掲載されています。

映像2:ポガチニク対カルバーリョ(アンタルヤ・グランドスラム2022)

アンカ・ポガチニク(Anka Pogačnik、スロベニア)対ルアナ・カルバーリョ(Luana Carvalho、ブラジル)、アンタルヤ・グランドスラム2022。アンカ・ポガチニクのIJFの払巻込ページに掲載されています。

この技に結びついた、見るための問い

  1. 腰への乗せ:攻める側の襟の手(左の攻めならそれに相当する手)が放れる前に、受ける側が攻める側の腰に乗っているのが見えるか。
  2. 持ち替え:先に立ったままの払腰の試みがあるか。それとも攻める側はすぐに巻き込みに入っているか。
  3. 払う脚:攻める側が倒れ始めるとき、脚はまだ接触しているか。
  4. 頭と着地:最初に畳に着くのは何か。その後、位置を制御しているのはどちらか。
  5. 組手の状況:相四つか、ケンカ四つか。見えなければ「見えない」と書きます。

一覧に書かれていること、見たこと、試すことを分けて書き留めます。過去の映像が示すのはその大会で適用された規則であり、自分の区分で今それが認められていることではありません。

払腰やほかの巻込技と並べた払巻込

IJFの定義が示す右の形
技脚の動作掛け終わりの上体のつながり取の土台
払腰右腿の裏で受の右腿を払う袖と襟左脚で立ったまま
払巻込同じ払いを、巻き込みへ続ける襟を放し、受の右腕を取の脇に巻き込む受と一緒に前へ倒れる
外巻込定義には払う脚がない右の組手を放し、受の右腕の外から回して脇に巻き込むそのまま前へ捨身に入る
内巻込脚の動作は定められていない。投げの線の外へ腰を大きく動かす受の脇の下に腕を入れ、上腕を肘の内側に抱える一本背負投の位置から捨身に入る

払腰との違い:判断の分かれ目は、取が土台を保つかどうかです。偶然巻き込みへ崩れた払腰は、払巻込の練習の反復ではありません。どちらを練習しているのかを指導者と約束してください。

外巻込との違い:巻き込みは共通ですが、始まりが違います。払巻込は腰技からの払いを持ち込み、外巻込は決まった脚の動作なしに受を右前隅へ浮かせます。そのため失敗の仕方も変わります。払巻込では持ち替えの間に脚が下りることがあり、払いによって支え脚の膝に負担が掛かりますが、外巻込には保つべき払いがありません。

内巻込との違い:腕の通り道が反対です。内巻込は受の腕を下から肘の内側に抱え、襟を放すことはありません。払巻込は手を放し、外側から巻き込みます。内股巻込・跳腰との違い:内腿への攻めからの巻き込みは、講道館の別の技である内股巻込です。腰から曲げた脚で跳ね上げるのは跳腰です。巻き込みに名前を付ける前に、脚の動作を見極めてください。

倒れを試す前に、持ち替えを試す

課題:協力してもらう払腰の入りを6回行います。受が腰に乗ったら襟を放し、右腕を巻き込み、左へひねってから止まり、立ち上がります。見ている人は左手と払う脚だけを見ます。

状況
右の払腰、協力してくれる受、倒れなし。
重点
右手を放す間も、袖を動かし続け、脚を受の腿に当てておく。
気づいたこと
放す前に受は腰の接触を確認したか。脚は下りたか。左膝に負担はあったか。
指導者への質問
「教わっている形に対して、手を放すタイミングは合っていますか。支え足は十分に回っていますか」
次の判断
クラッシュマットへの倒れを加えるか、立ったままの課題を続けるか、払腰の入りへ戻るか。

説明用の架空の例(実測したユーザーデータではありません):「6回の反復。受は毎回腰に乗っていた。4回は襟を放すときに払う脚が下りた。脚が残った2回は、袖の手がまだ引いていた。次の稽古は同じ相手、同じ入りで、放す間も袖を引き続けることだけに集中する」

この例は、目に見える一つの問題(脚が下りる)を、考えられる一つの原因(袖が止まる)に結びつけ、それだけを変えています。練習記録テンプレートか、Judo AIで紹介しているツールを使って次の重点と一緒に残し、次の稽古で同じ条件のもとで比べてください。

出典・執筆・確認状況

  • IJF:払巻込の定義と技ライブラリー(定義の文章は2026年10月10日に確認)
  • 講道館:柔道の技名称一覧(正式名称と横捨身技の分類。内股巻込も別に掲載)
  • IJF:外巻込とIJF:内巻込(比較表にのみ使用)
  • 動画:講道館「払巻込 / Harai-makikomi」(2020年)、Efficient Judo「払巻込の実演」(2018年)。同一性、発信元、長さ、説明文を確認。全編を再生しての分析はしていません。
  • 第11節の二つのリプレーについてのIJF選手別技ページ(掲載は2026年10月10日に確認)。

執筆:Judo AI · 英語版編集確認:2026年10月10日 · 日本語版編集確認:2026年10月14日。順序の確認、原因の分岐、連絡技、練習は、監督下での練習のための編集上の提案です。検証済みの練習処方ではなく、動画の発信元によるものでもありません。払腰の細部(腿と腿の払い、袖と襟からの開始)は、このサイトの払腰のガイドとそのIJFの参照に従っています。実名の技術指導者によるレビューは行われていません。

規則と安全の範囲:このガイドは審判の手引きではありません。巻込技や、頭から突っ込む動作は、大会や年齢区分によって異なる試合規則の対象です。現行のIJFと大会の規則を、指導者や審判員と確認してください。練習では、受が参った(タップ)をした、止めてと言った、関節の痛みを訴えたときは止め、すぐに脇を開きます。

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