技の研究 · 真捨身技

裏投仕組みと上達のポイント

裏投で後ろへ倒れるのは、すでに始まった持ち上げを仕上げるためだけです。反る前に受の右側から腰を受の腰の下へ入れ、受は必ず頭の上ではなく左肩越しに投げる。裏投の詳細ガイドです。

正式表記
裏投
名称の意味
裏(後ろ)へ投げる技
分類
投技 · 真捨身技
扱う形
受の右側から両腕で腰を抱え、取の左肩越しに投げる右組みの形

横から持ち上げ、後ろへ倒れて投げ切る

裏投(うらなげ)は、英語では「rear throw」と訳される真捨身技です。取は立った姿勢を捨て、真後ろへ仰向けに倒れて投げます。IJFの定義は、右技の形の順序を次のように示しています。受の右側から両腕で受の腰を抱き、引き寄せて密着し、持ち上げ、後ろへ倒れて受を自分の左肩越しに投げる。巴投や隅返と違い、足や脚は受に触れません。投げる力は、腰の抱え、腰の働き、反りから生まれます。

左右と役割の約束:あなたが取で、右組みです。相手が受です。取は受の右側に、受の腰の線より少し後ろに立ちます。左腕を受の腰の後ろへ、右腕を受の腹の前へ回し、IJFの文章にあるとおり両腕で腰を抱きます。取の腰は受の腰より低く、受の右腰に押し当てています。受は取の左肩を越えていきます。左組みで練習するときは、すべての方向を反転させます。手の正確な位置(両手を組む、帯を持つ、腹に手を開いて当てる)は指導者によって異なり、両手を組むかどうかはIJFの規則上も意味を持ちます(第12節)。

裏投には、多くの投げ技と異なる特徴が二つあります。一つ目は、離れた位置から仕掛ける攻めとしてではなく、受が横へ近づいてきたり回り込んで入ってきたりしたときの対応として学ぶことが多い点です。二つ目は、二人とも大きく落下する点です。受は取の上を後ろ向きに回転し、取は背中から着地し、受の体重が頭のすぐ近くを通ります。そのため最も大切な安全の考え方は、力の手がかりではなく方向です。受は取の頭の上ではなく、頭の横、左肩の上を越えていきます。

目にする呼び名:「ura nage」「uranage」、IJFの英語表記である「back throw」、そして「rear throw」などがあります。レスリングのスープレックスと共通するのは反りだけです。柔道のこの技を決めているのは、横からの位置と、肩越しに投げる方向です。

対象とする読者:後ろ受身と回転受身をすでに確実に取れ、捨身技を教える指導者のもとで練習している柔道家です。最初に学ぶ投げ技ではなく、厚いマットと監督なしに練習すべきではありません。

誰かが倒れる前に、腰が入るところを見る

講道館 · 裏投の公式実演(講道館×IJFアカデミー「100技」シリーズ、29秒、2020年11月12日公開)
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Efficient Judo · 裏投の実演(39秒、2018年2月6日公開)
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どちらも短い実演です。二つ目の発信元の説明文は「裏投、または『後ろへの投げ』の実演」とだけ書かれています。動画の同一性と説明文は確認しましたが、内容の書き起こしはしていません。動作の大切な部分はごく短いので、プレーヤーのスロー再生を使ってください。

一回目は近づき方:両腕が閉じる瞬間、取は受に対してどこに立っているか。受の横か、後ろか、前かを書き留めます。二回目は高さ:両腕が閉じたところで止め、取の腰の高さを受の腰と比べます。取の方が低いことが、持ち上げられることを示す目に見える印です。三回目は抜け方:受が取の上を越える経路を追い、受が取のどちらの肩を越えるか、取が畳に着くとき取の頭がどこにあるかを確かめます。

そのうえで、二つの実演を一つの点だけで比べます。例えば、腰に回した手の位置や、倒れながら取がどれだけ回るかです。実演者による違いは指導者に尋ねるべき問いであり、一回の反復に両方の形を混ぜる理由にはなりません。

受の右側が自分の方へ来たとき

IJFの定義では、取は受の右側に密着した位置にいます。したがって実際に問うべきは、その位置がどのように生まれるかです。腕の長さの距離で正面から組んだ普通の組手からは、まずこの位置は得られません。

受が右技の前方への投げで回り込んでくる

受が右の腰技や背負い技で回り込んでくると、受の背中が取の体の前に来て、受の右腰が取の体の中央やや右に収まります。腰を落として投げを止めたなら、取はすでに密着していて、受の重心より低い位置にいます。腰を少し右へずらせば、胸が受の右側に当たり、IJFの定義が示す位置になります。密着していること、腰が低いこと、受が投げをあきらめて体重を取の方へ戻してくること。これらがそろうのが、古典的な裏投の機会です。第7節でこれを練習に組み立てます。

受が右側から押しつけられた形になる

組手を切った後や、失敗した攻めからのもつれ合いの後など、受の右脇腹が取の胸に押しつけられた形で終わる攻防もあります。受の腰が高く、取の腰に近ければ、腰を抱くことができます。IJFルールの試合では、腰の周りで両手をどう合わせるかが問題になります(第12節)。両手を組まない抱え方と、両手を組んだ抱え方では扱いが異なります。

受が体重を踵に乗せてまっすぐ立っている

裏投は受を上へ、後ろへと持ち上げます。すでにまっすぐ立っている、あるいは後ろへ反っている相手は、重心が狙いたい位置の近くにあります。腰を引いて前かがみになっている相手はその反対で、後ろへ反らせて投げようとすれば、まず相手の姿勢に逆らって体を起こさせなければなりません。

機会がないとき

受が腕の長さの距離で正面にいるとき、受の腰が自分の腰より低いとき、受が離れていくときは、裏投を試みてはいけません。どの場合も、上に誰も乗っていないまま後ろへ倒れるか、受が自分の上を越えずに上へ落ちてくることになります。受の真後ろも別の関係です。そこから持ち上げると、肩越しの捨身技ではなく、後腰や移腰の方向へ進みます。

密着し、低くなり、持ち上げ、反り、回る

IJFが示す順序(腰を抱く、引き寄せる、持ち上げる、後ろへ倒れる、左肩越しに投げる)は、つながった五つの仕事に対応します。確認点は、相手、指導者、カメラが観察できることです。

  1. 両腕:腰を抱き、受を引き寄せる

    左腕を受の腰の後ろへ、右腕を前へ回します。どちらも肋骨の周りではなく帯の高さです。受の右腰を自分の体にしっかり引きつけます。確認:受が、自分の右腰と取の腹の間に隙間を感じないか。胸の周りを抱くと、持ち上げた途端に受が下へ滑り抜けます。

  2. 脚と腰:受の重心の下へ入る

    膝を曲げ、自分の腰を受の腰より低く、受の右腰の少し後ろに置きます。足はおおよそ自分の肩の真下です。確認:横から見て、取の帯が受の帯より下にあるか。同じ高さかそれより高いなら、持ち上げる起点がありません。

  3. 腰:背中が垂直から離れる前に受を持ち上げる

    膝を伸ばしながら腰を上へ、前へと受に押し込み、取がまだまっすぐ立っている間に受の足を畳から浮かせます。確認:取の肩が踵より後ろへ倒れる前に、受の足が畳から離れているか。持ち上げ始めたときにすでに倒れ始めていると、受はたいてい足で立ったままで、取の上に落ちてきます。

  4. 胴体と頭:後ろへ反り、左へ回る

    腰の押し込みをそのまま後ろへの反りと倒れにつなげ、上体を左へ回して、受が取の左肩越しに回転するようにします。頭は、受の体重が通る場所にとどまらず、受の経路から外れる方へ向けます。確認:受が、取の胸の上や頭の上ではなく、取の左肩の後ろ横に着地するか。

  5. 再び両腕:回転の間は抱え、着地のために放す

    受が早く頭や首から落ちないよう、回転の間は腰の抱えを保ちます。受が受身を完了できるよう、いつ放すかを指導者と約束しておきます。確認:受が、落とされたのではなく運ばれたと報告し、受身を取る余裕のある着地になっているか。

各段階の互いの関係

それぞれの仕事が次の準備になります。抱えが緩いと、持ち上げる間に受が滑ります。腰が低くなければ持ち上がりません。持ち上げなければ、後ろへ倒れても誰も運べません。回らなければ、受は取の頭の上や顔の上へ行きます。裏投がうまくいかないとき、目に見える誤りは最後(悪い着地)に現れることが多いのですが、原因はたいてい最初の三つの仕事のどれかにあります。だからこそ第10節では、誰かが畳へ倒れるずっと前に、密着と低くなることから始め、次に倒れずに持ち上げる練習をします。

根拠が決めていること、決めていないこと

IJFの定義が定めているのは、横からの位置、両腕で腰を抱えること、持ち上げること、左肩越しの方向です。手の置き方、足の位置、取がどれだけ回るか、いつ放すかは定めていません。それらは指導者が選ぶことで、このガイドはそれぞれで何を観察すべきかを示すだけです。

安全で本物の裏投のための四つの確認

  • 低くなる前に腰を密着させる。後からではない。第4節の確認点は位置を説明していますが、この手がかりは順序についてです。確認:腰への引き寄せが、膝を曲げる前だったか後だったかを受に報告してもらいます。先に沈むと、下がっている間に受の腰が離れていきます。
  • 受の体重が戻ってくるときに持ち上げる。返し技としての機会では、腰技をあきらめた受が、取の方へ足を戻すか体を預けてきます。確認:受が戻り始めたときに「今」と言い、取の腰の押し込みはその言葉で始めます。受が両足を着き直した後では遅すぎます。
  • あごを引き、頭を受の経路から外す。受は取の左肩の横を通るので、取が畳に着くとき、その経路上に頭があってはいけません。確認:後ろにいる指導者が、倒れる間にあごが引かれているか、頭が受の着地する場所から離れて終わるかを確かめます。指導者の形で頭をどちらへ向けるかを確認してください。
  • 放すことは、数えるべき判断。確認:判断の練習で、受が浮かなかったために放して立ったままでいた回数を数えます。それは失敗ではなく、正しい判断です。

一つのまとまりにつき一つの手がかりを使います。うまくいかなかった手がかりは第6節につながります。一つ目は「受が抜ける」、二つ目は「受が立ったまま」、三つ目は「頭で着地を受けてしまう」へ対応します。

裏投が止まる理由、着地が悪くなる理由

二人の腰が見えるように横から撮影します。関係が最初に崩れる段階を探します。

「自分は仰向けになったのに、受は立ったまま」

考えられる原因:持ち上げる前に倒れ始めた。腰が受より低くなかった。あるいは、取が後ろへ倒れるときに受が足を離した。見分け方:横からの映像で、受の足は一度でも畳から離れたか。離れていないなら、抱えた瞬間の腰の高さを見ます。高さは正しかったのに受が足を離したなら、抱えが緩かったか、受に読まれたかです。修正:先に倒れている場合は、毎回受の足が浮くようになるまで、倒れずに持ち上げる練習をします。評価:同じ相手で、背中の角度が変わる前に受の足が畳から離れた回数を数えます。

「受が越えていかず、自分の上に落ちてくる」

考えられる原因:左へ回らずに真後ろへ倒れた。受が取の前側に乗りすぎていた。あるいは、受が回転するには持ち上げが小さすぎた。見分け方:受はどこに着地したか。胸の上(持ち上げか位置の問題)か、頭の上(回っていない)か。修正:低い高さから相手を持ち上げて回し、自分の左側のクラッシュマットへ落とす練習で、回転だけを切り出して身につけます。評価:高さを上げる前に、まとまりを通して受の着地点が取の左肩に対して一定になるようにします。

「持ち上げている間に、受が腕から抜ける」

考えられる原因:腰ではなく肋骨の周りを抱いている。取の腹と受の腰の間に隙間がある。あるいは、受がこちらへ向き直って腰を落とした。見分け方:止めたコマで腕の高さを見て、二人の体の間に空間を感じたかを受に聞きます。修正:抱える位置を帯の高さまで下げ、持ち上げる前に腰を引き寄せます。評価:受は毎回、約束した決まった抜け方を試みます。持ち上げる間に抱えが外れなかった回数を数えます。

「頭や首で着地を受けてしまう」

その日は投げるのをやめ、指導者に伝えます。一緒に確かめる考えられる原因は、回らずに後ろへ反っている、受の体重が頭の上を通っている、あごを引かずに大きく倒れすぎている、高さに対してマットが薄すぎる、といったものです。見分け方:横と後ろからの映像で、受が通過したときに頭がどこにあったかが分かります。修正:指導者が特定したことだけを変えます。多くの場合、クラッシュマットの上で回転を強調した、低くゆっくりした持ち上げです。評価:同じ高さでの次のまとまりで、毎回頭が受の経路から外れて終わるか。痛みは練習記録ではなく、資格のある専門家に相談すべきものです。

「受が全力で攻めてきたときしか決まらない」

考えられる原因:機会に気づくのが遅い。受が完全に回り込むのを待っている。あるいは、受の背中が見えたときに腰を落とす準備ができていない。見分け方:半分だけ踏み込んだ攻めに対して、機会が見えなかったのか、見えたのに低い位置へ間に合わなかったのか。修正:受は半分の速さ、半分の踏み込みで回り込み、取は持ち上げずに、密着して低くなることだけを練習します。評価:途中までの回り込みのうち、低く密着した位置に入れた回数を数え、前回の稽古と比べます。

「投げは決まるが、起き上がると自分が下になっている」

考えられる原因:受が肩を離れた途端に腰の抱えを放した。回らずに平らに着地したため、受に届くまで大きく転がらなければならない。あるいは、受から離れる右の方へ回った。見分け方:後ろからの映像で、受が着地した瞬間の右腕(まだ受の体を横切っているか、すでに離れているか)と、一瞬後に胸がどちらを向いているかを見ます。修正:着地まで右腕を受の腹の前に残し、左へ回ってうつ伏せになるときにその腕を伝う手すりとして使います。評価:第9節の投げた後の競争練習で、受が背を向ける前に抑えを落ち着かせられた回数を数え、同じ相手との前回の稽古と比べます。

回り込みへの答えとしての裏投

裏投は普通は相手への対応として使うので、この節では、その位置を生む防御、関連する技の間での選択、持ち上げに失敗したときのやり直しに絞ります。各連続は、状況に合わせて調整するための指導上の提案です。

腰技への返し技

受の腰技を止めてから裏投へ

開始:通常の組手。受が大腰や払腰などの右の腰技で回り込んでくる。最初の動作:膝を曲げ、腰を受の背中へ押し出して投げを止める。次の段階を許す反応:止められた受が体を起こすか、抜け出そうとし、右腰はまだ取に当たっている。次の動作:道衣の組手を放し、受の右側から腰を抱き、持ち上げて左肩越しに投げ切ります。やり直し:受が前へ抜け出してこちらを向いたなら、横の位置はありません。放して組手に戻ります。

二つの持ち上げ技から選ぶ

止めた腰技から、裏投か後腰へ

開始:同じように止める。判断:受の右側にいて受の体重が戻ってくるなら、左肩越しの裏投が合います。受の真後ろにいて受がまだ前かがみなら、自分の腰に乗せて前へ落とすのは後腰の関係です。やり直し:受が腰を取より低く落としたなら、どちらの持ち上げも使えません。立ったままでいます。

持ち上げに失敗した後

裏投の持ち上げから、放して立ったままでいる

開始:受の横で腰を抱く。最初の動作:持ち上げ。反応:受が腰を落とし、こちらへ向き直って足を畳に残す。次の動作:後ろへ倒れないでください。放して、組手と構えを戻します。もつれ合いの中で受が膝をついたら、自分の知っている寝技の位置へ、上を保ったままついていきます。やり直し:受の足が畳から離れなかった持ち上げは、どれも立ったままで終えます。

連絡技の長い一覧がない理由

裏投は特定の位置に依存する技であり、名前の付いた入り方を増やせば、根拠が裏づけていない場面を作り上げることになります。確実な機会一つと、確実なやり直し一つの方が役に立ちます。受のどの投げがその位置を与えてくれたかを、技マップのワークシートに記録してください。

腰を高くしたまま、取に横を与えない

ここでの「防御」とは、取の裏投に対して受が行うことであり、多くの場合、元の投げで攻めた側がそれを止められたときに行うことを意味します。

予防:崩してから回り込み、腰を低く保つ

裏投の機会は、取の崩しをせずに右の投げで回り込み、腰を取より高く残したときに生まれます。入りの間ずっと腰を低く保つこと、止められた相手に背中を当てたままとどまらないこと。この二つで機会は閉じます。練習では、投げを止められたら押し続けるのではなく、すばやく向き直る動きを身につけます。

脱出:腰を落とし、取に向き直る

取の両腕が腰の周りで閉じたら、腰を取より低く沈めて取の方へ向き直り、右腰を接触から外します。これは足が畳から離れる前に行います。いったん持ち上げられたら、腕を伸ばして畳へ手を突いたり、取の頭をつかんだりしてはいけません。あごを引き、指導者と準備した受身を取ります。

取がさらされる返し技の危険

裏投に失敗すると、取は仰向けになり、受が上に来ることもあり、寝技で不利になります。この代償があるからこそ、持ち上げに失敗したら放すという取の四つ目の要点が、技の一部になっています。受はその位置から上を落ち着かせることを学べますが、反っている段階からの返し技は指導者だけが教えるべきものです。後ろへ反っている相手の上に体重を浴びせてはいけません。

腰技で攻める側のための予防の練習:腰で止めてくる相手に、右の腰技で入ります。止められたと感じたらすぐに向き直って相手と向かい合い、組み直します。見ている人が見るのは一つだけです。止められた後も、右腰が止めた相手に当たったままだったかどうか。持ち上げも倒れも必要ありません。

二人とも倒れている:先に向き直るのはどちらか

裏投では取も仰向けになります。続きの成否は、受が立て直す前に受の方へ転がって上を取れるかどうかにかかっています。

受が取の左肩の後ろに仰向けで着地した

左へ、うつ伏せになりながら受の方へ向き直り、片腕を受の体の上に残しておきます。胸を受の上体の上へ下ろせば横四方固に、受の頭の側へ着いたなら上四方固につながります。着いたときにすでに受の片腕を自分の腕の下に挟んでいれば、崩上四方固が合うかもしれません。自分が着いた位置に合った抑えを落ち着かせてください。

受が横向きに着地する、またはうつ伏せになる

取が向き直る前に、受が転がって離れることがあります。受の腰か背中との接触を保ち、膝をついた上の位置を取ります。その位置から指導者に教わった返しで続けます。受を返すために頭や首を引っ張ってはいけません。

投げに失敗し、受が自分の上に落ちてくる

取は受の下で仰向けになっています。首を守り、受との間に膝を入れ、教わったとおりに守りの位置を取り戻します。腰の抱えを保ったまま、畳の上から二度目の反りを試みないでください。

移行の練習:二人とも投げた後の位置(取は仰向け、受は取の左肩の後ろ)に寝た状態から始めます。合図で、取は向き直って抑えを落ち着かせようとし、受は背を向けようとします。短い時間で区切り、役割を交代します。この競争に慣れてから、投げを戻します。組み立て方は寝技の練習ガイドを参照してください。

立ったままの持ち上げから、反応を読む練習へ

段階が進むごとに、支えを一つずつ外します。倒れる練習を始める時期は指導者だけが決めます。倒れを含むすべての段階で、厚いマットかクラッシュマットを使います。

  1. 密着して低くなる

    受は右側を取に向けて静止します。取は腰を抱き、自分の腰を受より低く下ろしてから、また立ち上がります。進む目安:横からの映像で、毎回取の帯が受の帯より下にあり、受が腰に隙間を感じないこと。

  2. 倒れずに持ち上げる

    密着した位置から、腰の押し込みで受の足を畳から少し浮かせ、下ろします。進む目安:取の背中がほぼ垂直のまま、受の足が畳から離れること。

  3. 持ち上げ、回り、クラッシュマットへ倒れる

    指導者の立ち会いのもとで、低い高さで、自分の左側のクラッシュマットへ投げ切ります。進む目安:毎回受が取の左肩の横に着地し、取の頭が経路から外れていること。

  4. 反応を読む練習

    受はゆっくり右の腰技で入ります。取はそれを止めてから選びます。受の右腰が自分に当たり、受の腰が高ければ裏投、受が向き直ればやり直しです。最初は倒れずに、入りと持ち上げだけにします。進む目安:ほとんどの反復で、取の選択が位置と一致すること。

  5. 限定した乱取り

    受が攻めてよい腰技と、その回の乱取りで裏投を認めるかどうかを約束します。気づいた機会、持ち上げた回、倒れた回、やり直した回を記録します。

具体的な課題:持ち上げるか、放すか

第4段階で、受は各入りの前に、止められた後も腰を接触させたまま高く残るか、腰を落として向き直るかを決めておきます。取は動く前に「上げ」か「放し」かを声に出します。正しい判断の数を全体の回数で記録します。この課題で、機会を見分ける力と、持ち上がっていない相手の下へ後ろ向きに倒れない規律を鍛えます。判断を加える点で、打ち込みの練習ガイドを補う課題になります。

IJFリプレーの二つの手がかりと、その限界

IJFの技ライブラリーには、裏投として以下の対戦が掲載されています。掲載情報と選手ページは確認しましたが、リプレーは視聴していません。

手がかり1:永山対レシュク(世界選手権2026)

裏投を選択した永山竜樹のIJF選手ページには、バクー世界選手権2026(シニア個人戦)の永山竜樹(日本、白)対アルテム・レシュク(Artem Lesiuk、ウクライナ、青)が掲載されています(2026年10月10日確認)。

確認済み:この対戦が裏投タグ付きの一覧に掲載されていること。また、ページの見出しはタグの付いた動作を永山竜樹によるものとしています。未確認:得点になったか、いつ起きたか、その前に何があったか。

手がかり2:ポレレス対マイヤーズ(ハンガリー・グランドスラム2026)

裏投を選択したミヒャエラ・ポレレスのIJF選手ページには、ハンガリー・グランドスラム2026のミヒャエラ・ポレレス(Michaela Polleres、オーストリア、白)対メリッサ・マイヤーズ(Melissa Myers、アメリカ、青)が掲載されています(2026年10月10日確認)。

確認済み:掲載されていること。また、ページの見出しはタグの付いた動作をミヒャエラ・ポレレスによるものとしています。未確認:得点、時刻、戦術。

見るための問い

  • 腰を抱く直前に何が起きたか。一方の選手が投げで回り込んだのか、それとももつれ合いの中で体が寄ったのか。
  • 投げた選手はどこにいたか。相手の横か、後ろか、前か。第3節と比べます。
  • 両腕が閉じたとき、投げた選手の腰は相手より低かったか。倒れる前に相手の足は畳から離れたか。
  • 相手はどちらの肩を越えたか。その後、上にいたのはどちらか。

見たものを使う前に、二つの分類で整理します。横からか後ろからか(裏投か、腰技の持ち上げか)、そして両手を組んでいるかどうか(第12節の規則についての説明)です。両方の点で分類できない映像は、見る練習の材料であって、自分の練習の手本ではありません。

持ち上げ技と捨身技の中での裏投

講道館の技名称一覧では、裏投は巴投や隅返とともに真捨身技に分類されています。立った状態からのいくつかの持ち上げ技は、一枚のコマでは似て見えます。

似た持ち上げの裏にある、異なる関係
技比べる点
裏投受の右側から腰を抱き、持ち上げ、取は仰向けに倒れ、受は取の左肩を越える。
後腰後ろからの腰技です。受は取の腰に持ち上げられて前へ落とされ、取は立ったままです。
移腰腰技です。受は持ち上げられて取の反対側の腰へ移され、取は立ったままです。
肩車同じく受の全体重を持ち上げますが、取は立ったまま、前から受を首の後ろに担いで運びます。捨身の倒れはありません。
巴投・隅返取の足や脚が受に触れる真捨身技です。受は横から持ち上げられるのではなく、前へ引き出されて取の上を越えます。

課題を変える変化

手の位置:両手を組む、帯を持つ、腹に手を開いて当てる。それぞれ持ち上げる間に抱えがどれだけ保てるかを変え、両手を組むことには規則上の影響があります(後述)。指導者の形を選び、学んでいる間は一定に保ちます。回る量:わずかにひねるだけでほぼ真後ろへ倒れる形もあれば、もっと大きく回る形もあります。着地点と頭の安全は回る量で変わるので、変更は新しい段階的な練習として扱い、第3段階からやり直します。腰を抱く代わりに道衣を持つ形:横から道衣の組手で持ち上げるのは、別の制御の問題です。後ろへの持ち上げをすべて裏投と呼ばず、はっきり区別して記録します。

腰の抱えについて、IJFの規則が定めていること

IJF審判規程(スポーツ・組織規程〈SOR〉。IJFがバージョン21.01.2026として掲載している文書)は、「取が両手を組み合わせて輪を作る場合の、立技でのベアハグ」、または反対側の腕をつかむ場合を指導の対象としています。同じ文書は、両手を組まないベアハグと、取が反対側の手で自分の袖をつかむベアハグを認めており、取がすでに安定した組手を持っている場合や、寝技から立技へ移る場合には、両手を組んでいても指導を与えないとしています。裏投では、手の位置は制御上の選択であると同時に規則上の選択でもあるということです。IJFルールの試合に向けてどの形を練習するかを、指導者と決めてください。この文書は裏投を名指ししていません。後ろへの捨身技に関する年齢区分や国内の規則は確認しておらず、指導者や審判員に尋ねるべき問いとして残っています。

試技が後ろからの腰技の方へずれていくなら、後腰のガイドを読んでください。このサイトにある前方への投げに対する他の返し技には、内股返や払腰返があります。

持ち上げるか放すかの判断を練習する

第6節で見つけた最も早い失敗から始めます。倒れたときに受が立ったままなら、次の記録を使います。

状況
右組み、第2段階「倒れずに持ち上げる」、体格の近い相手。
重点
腰を抱いたときに自分の帯が受の帯より下にあること。背中を立てたまま受の足が畳から離れること。
気づいたこと
横からの映像で、どの反復で受の足が浮いたか。そのとき自分の腰は何が違ったか。
指導者への質問
「持ち上げに失敗するとき、原因は腰の高さ、腕の高さ、受の腰との隙間のどれですか」
次の判断
第2段階を繰り返すか、クラッシュマットへの投げへ進むか、密着して低くなる段階へ戻るか。

説明用の架空の例(実測したユーザーデータではありません):「倒れずに持ち上げる練習を10回。受の足が畳から離れたのは6回。外れた4回は、映像で見ると腕が受の肋骨の周りにあった。次の稽古は、帯の高さで抱えて同じ練習をする。その後でクラッシュマットへの投げを試してよいか指導者に尋ねる」

この記録は練習記録テンプレートかJudo AIに残します。成功した持ち上げと失敗した持ち上げの映像を一つずつ指導者に見せてください。

出典と編集確認

英語版の出典確認:2026年10月10日 · 日本語版編集確認:2026年10月13日。英語版は編集用プレビューで、実技面の指導者レビューは未了です。

根拠の範囲:IJFの定義が裏づけているのは、横からの位置、腰の抱え、持ち上げ、左肩越しの方向です。手の置き方、足の位置、回る量、放すタイミングは、これらの出典では定められていません。動画の同一性と説明文は確認しましたが、書き起こしはしていません。試合の項目は掲載情報であり、分析した対戦ではありません。

規則の確認状況:第12節で引用したベアハグに関する規定は、IJF審判委員会の文書ページからリンクされたIJF審判規程のPDFで読みました(2026年10月10日確認)。条番号、捨身技に関する年齢区分や国内の規則は確認していません。

レビューの状況:Judo AIによる執筆です。編集上の網羅性、出典、リンクを確認しています。実名の指導者によるこのページのレビューは行われておらず、指導資格を主張するものでもありません。

技の詳細ガイド一覧·講道館の正式100技一覧·練習ガイド。