01 / 技の概要
二つの襟、制した片腕、背後からの圧力
送襟絞(おくりえりじめ)は、講道館の技名一覧で固技の中の絞技に挙げられています。英語の訳はさまざまで、「sliding lapel strangle」「sliding collar strangle」のどちらも使われています。IJFの定義は、相手の背後からの三段階の手順を示しています。左手を相手の左脇の下から入れて左襟を持つ。右手を首の前に回して左の上襟を持つ。それから左手を相手の右襟に持ち替え、両手で首に圧力を掛ける。
裸絞との違いは二つあります。第一に、柔道衣が両手の支えになるため、組み手が自分の両手を組むことに頼りません。第二に、取の左腕は受の左脇の下から入るため、受の左腕の動きを制限できる位置にあります。その腕をどの程度持ち上げたり挟んだりするかは、所属する道場の形によるため、指導者に確認してください。その代償として、持ち替えの瞬間があります。左手は一方の襟を離して、もう一方の襟を取らなければなりません。このガイドでは、その瞬間を最大の危険点として扱います(これは編集上の重点であり、測定したデータではありません)。
このガイドの対象:すでに監督下で寝技を練習し、指導者から絞技の手ほどきを受けた柔道家です。絞技は独学で身につけるものではありません。すべての反復で、相手は参った(タップ)をするか「止め」と言うことができ、取は即座に完全に解きます。練習を意識を失う方向へ進めることは決してありません。絞技の規則は年齢区分や大会によって異なるため、試合で使う前に自分に何が適用されるかを確認してください。
02 / 動画で確認
講道館の形と、道場による解説
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IJFの手順を頭に置いて公式映像を見て、手の動きを順に追ってください。一つ目は脇の下に入る左手です。それが入るとき、受の左腕に何が起きるか。二つ目は右手です。首に対して、襟のどの高さで止まるか。三つ目は持ち替えです。左手が襟と襟の間にある時間はどれくらいか、その間に取の胸は何をしているか。カメラに映らないことは「見えない」と記録します。
YouTubeでこの動画を開く。公式実演とは別の、独立した指導者による参考資料です。
この動画は再生して確認していないため、特定の指導内容をこの動画のものとして紹介することはしません。公開元が付けたチャプター一覧には、次の話題が並んでいます。定義(0:00)、親指を鎖骨の先まで通す(0:29)、親指を上へ滑らせる(0:41)、練習の仕方(0:56)、まめができる(1:16)、P-38缶切りのたとえ(1:32)、肘を下げる(2:01)、いくつかの逃れ方(2:42)、顎への圧力を逃がす(3:50)、忍耐(4:56)。これらの時間は公開元による目安で、私たちが確認した再生位置ではありません。
題名は、指導者に持っていく問いとして役立ちます。そのうち二つは右手の親指と、それを鎖骨の先へ通して襟を上がっていく経路に関するもので、握りの深さがそれ自体一つの技能として扱われていることが分かります。「まめができる」は、綿の生地の上で握りを滑らせると、繰り返し練習する人の手に摩擦が生じるという現実的な注意です。「忍耐」は、圧力の段階を急ぐべきでない理由を的確にまとめています。
03 / 狙う場面
背後、使える柔道衣、下から入れられる腕
送襟絞には、三つの条件がそろう必要があります。取が受の背後にいる、襟に手が届き、閉じられていない、受の左脇の下に取の左腕が入る空間がある、の三つです。どの場面でも、この三つすべてを読み取ってください。
受が四つんばいのとき
胸を受の背中に乗せていれば、多くの場合、背後から左脇の下に手が届き、襟も体から少し離れて垂れています。受の左肘が膝にぴったり付いていると、左腕を下に入れられないことがあります。それが、最初に解決すべき問題を教えてくれます。
受が座り、取が背後にいるとき
座った受は襟がはっきり見え、脇の下にも手が届きやすくなります。組み手の手順を教えるのに適した位置です。ここでの受の主な脅威は、向き直ることか、腰を遠ざけることです。
受が襟を閉じているとき
受が自分の襟を握っていたり、顎を襟に押し付けていたりすると、右手を上襟まで滑らせることができません。無理にそこへ持っていくと、生地が顎や顔に引き付けられます。IJFの順序どおり、まず左手で左襟を持ち、その最初の握りが指導者の形では襟を開く助けになるのかを尋ねてください。それでも足りなければ、背後の支配を保って別の計画を選びます。
使えないとき
受がこちらを向いている、あるいは柔道衣がはだけている、緩んでいる、肩から外れていて襟を張れない場合は、技の支えがなくなっています。その場合は、柔道衣を使わない裸絞が代わりになるか、返しに取り組むことができます。自分の区分で絞技が認められていないなら、位置の練習だけを行います。
04 / 技の仕組み
三つの握りを順に作り、両手で圧力を掛ける
以下の各段階にはそれぞれの役割があり、その役割が次の段階を準備します。最初から最後まで胸を受の背中に付けておいてください。その接触がなければ、受は握りから簡単に向きを変えて逃れられます。
左手を脇の下から受の左襟へ
左腕を背後から受の左脇の下に入れ、左襟を持ちます。これで二つの役割を同時に果たします。受の左腕を首から遠ざけておける位置に腕を置くこと、そして右手がこれから取る左襟を保持することです。指導者がその握りで右手のために襟を張らせたいのかどうかは、尋ねるべき問いであり、IJFの文章には書かれていません。確認:受はまだ左手を自由に首へ持っていけるか。持っていけるなら、左腕はまだ制する役割を果たしていません。
右手を首に回して左の上襟へ
右腕を受の首の前に回し、首の近くの高い位置で左襟を持ちます。公開元のチャプター題名「親指を鎖骨の先まで通す」「親指を上へ滑らせる」は、鎖骨の先を通って襟を上がる親指の経路が指導の焦点であることを示しています。握り方とその深さは指導者に見せてもらってください。確認:握った後、右の前腕と手がどこにあるかを受に聞きます。胸や鎖骨のところで止まった握りは、どれだけ強く引いても首には届きません。
左手を受の右襟に持ち替える
ここで左手は左襟を離し、受の右襟を持ちます。これが最も弱い瞬間です。わずかな間、左手は何も持っておらず、受の左腕が首の方へ戻ってくることがあります。左手を持ち替える間、右手の握りと胸の接触を安定させておきます。確認:持ち替えの間に受が向きを変えられるか、左手を右手の握りまで持ってこられるかを、指導者が見ます。
両手でゆっくり圧力を掛ける
IJFの定義は、右手が左の上襟に、左手が右襟にある状態で、両手で首に圧力を掛ける、とだけ述べています。それぞれの手が働く正確な方向や右肘の役割(チャプター一覧には「肘を下げる」があります)は指導上の細部であり、私たちは角度を創作しません。受が参ったをする時間があるよう、圧力は徐々に高めます。確認:受が、顎や顔ではなく首に圧力が高まっていくと伝え、受の頭が後ろへ反らされたりねじられたりしていないこと。
解き方を組み込んでおく
参ったや「止め」があれば、両方の襟を離し、右前腕を首から外します。生地が首にきつく巻き付いたまま手の力を抜くだけでは、解いたことになりません。取の左腕は受の左腕に働きかけているので、毎回の攻防の前に、受は自由な右手で取の体か畳を叩いて参ったをするか、「止め」と言うことを取り決めておきます。受がどこかの時点で反応しなくなったら、両方の握りを開き、指導者を呼んで練習を終えます。確認:解いた後、右襟も左襟も緩んで垂れていること。どちらかがまだ持たれているなら、解き方が不完全です。
制御点と、それが閉じる逃げ道:背中に着けた胸は、受が内側へ向くのを防ぎます。脇の下に入れた左腕は、受の左手が防御するのを止め、受がそちらへ転がるのを難しくします。高い位置の右手の握りは、顎が首を守るのを防ぎます。右襟を持った左手が、張りを完成させます。どれか一つを失うと特定の逃れが開きます。失敗の項はこの考え方で構成しています。
05 / 上達のポイント
制御された送襟絞のための五つの確認
第4項では、静止した相手に対してそれぞれの握りを確認しました。ここでのポイントは、受が動いて防御する攻防のためのものです。1回の攻防につき一つを選び、見たことを記録してください。
左手の持ち替えの間も胸を着けておく
確認:横から撮影し、左手が左襟を離してまだ右襟に届いていないコマで止めます。そのコマで、胸は受の背中に着いているか。攻防全体で数えます。
持ち替えは一回で、何度も試さない
確認:1回の試みで、左手が右襟を取りに行った回数を数えます。2回以上になるのは、多くの場合、取が探している間に受が右襟を閉じたためです。閉じたのが受の右手か顎かを記録します。
受が顎を下げても、右手の握りが残る
確認:実際の攻防中に受が顎を引いたとき、右手は上襟にとどまるか、それとも胸の方へずり落ちるか。静止した相手にしか効かない握りは、まだ完成していません。
圧力は首に。顎や背骨には決して掛けない
確認:受が顎先や下顎に圧力を感じると伝えたり、指導者が頭が後ろへ引かれているのを見たりしたら、解いてやり直します。受が何をしていたかにかかわらず、その反復は数えません。
脇が閉じたらあきらめる
確認:受の左肘が膝にしっかり付き、左腕を下に入れられないとき、手を伸ばし続けるか、計画を変えるか。望ましい判断は、背後の支配を保つ、返しに移る、あるいは脇の下を必要としない裸絞に切り替えることです。
06 / 失敗の原因と修正
送襟絞が行き詰まるのはなぜか
三つの握りのどれが最初にうまくいかなかったかを特定します。圧力の段階の問題は、多くの場合、それより前の握りに原因があります。
「右手が襟の高い位置まで届かない」
考えられる原因:受の顎が襟の上に下りている。受が襟を握っている。左襟が緩んでいて、生地が滑らずに手と一緒に動いてしまう。あるいは、親指が間違った経路を通っている。見分け方:手が止まったところで止めます。顎、受の手、緩んだ生地のどれに阻まれているか。修正:IJFの手順どおり、まず左手で受の左襟を確保し、チャプター題名に出てくる親指の経路を指導者に確認してもらいます。評価:同じ練習の中で、受が右手が首のあたりまで届いたと伝える頻度。
「手を持ち替える間に、受がこちらへ向く」
考えられる原因:左手が動くときに胸が受の背中から離れる。持ち替えが遅い。あるいは、受の左腕が最初からきちんと持ち上げられていない。見分け方:横から撮影し、持ち替えの間に胸と背中の間に隙間ができていないかを見ます。修正:持ち替えだけを取り出して練習します。右の握りを作り、胸を背中に着け、受が低い力で合意した向き変えを1回する間に、左手を左襟から右襟へ動かします。評価:同じ力の条件で、受に向かれずに持ち替えを完了できた回数。
「襟が受の顎の下にずり上がる」
考えられる原因:右手が低い位置で襟を取り、絞める動作で生地が顎の下へ引き上げられている。左襟が保持されていないため、柔道衣が締まらずに全体としてずれている。あるいは、受が顎を襟の上に下ろしていて、握りが生地を顔の方へ引いている。チャプター一覧に「顎への圧力を逃がす」があることから、これはよく知られた問題のようです。見分け方:腕だけでなく柔道衣を見ます。圧力を掛ける前から襟の端が顎に当たっているなら握りの高さが、絞めたときにだけずり上がるなら左襟の張りか絞める方向が原因です。修正:解いて、まず脇の下から左襟を取り直し、指導者が示すとおり、圧力を掛ける前に右手の握りを襟の高い位置に作ります。顎越しに「極めよう」としてはいけません。評価:同じ練習で、反復ごとに圧力を掛け始めた瞬間の襟の端の位置を記録します。顎に当たっていた回数が減ることが目標です。
「受に右手を襟から外される」
考えられる原因:取の左腕が下に入っていないため、受の左腕が自由になっている。受が両手で取の右手首を攻めている。あるいは、右肘が浮いて握りの線が弱くなっている。見分け方:受のどちらの手が握りを攻めているかを見ます。左手なら、脇の下からの制御が失敗しています。修正:右手で握る前に、脇の下の左腕を作り直し、肘の位置について指導者に尋ねます。評価:同じ合意した外す動きに対して、右手の握りが保たれた頻度。
「練習の後、手が痛む」
考えられる原因:厚い綿の生地の上で握りを滑らせる反復が多すぎる。握りを置くのではなく、強い圧力のまま滑らせている。あるいは、きつく閉じた襟で練習している。見分け方:皮膚のどこが擦れたか、いつそうなったかを記録します。修正:最後まで滑らせる反復の回数を減らし、低い圧力で握りを置く練習をして、握り方について指導者に尋ねます。「まめができる」というチャプターがあることから、話題にするほどよくあることのようです。評価:同じ長さの練習の後、手の状態が良くなっているか。
07 / 入り方と絞技の切り替え
受の防御から、次の動作を選ぶ
以下の各分岐では、開始位置、取の動作、受が実際に行うこと、それによって可能になることを示します。次の動作のための条件が欠けているなら、やり直します。
襟の線から腕だけの線へ
襟を失ったら、送襟絞から裸絞へ
開始:背後の支配。右手は受の左の上襟を握っている。最初の動作:左手が襟の持ち替えに向かう。反応:受が右手を襟から外すが、取の前腕はまだ首の前面を横切っており、胸も背中に着いている。次の動作:前腕の線を保ちます。受の左脇の下か襟と襟の間にあった左腕を抜いて上へ回し、受の左肩の上で両手を組んで裸絞にします。左腕が動く間は受の左腕が再び自由になるため、胸の接触だけで背後を保たなければなりません。中止:前腕が下顎までずり上がった場合、または両手を組む前に自由になった受の左手が取の右手首に届いた場合は、解いてやり直します。
絞めの脅威から返しへ
受が両手で襟を守る
開始:受は膝を着いている。取の左腕は受の左脇の下に入り、左襟を持っている。最初の動作:右手が上襟を取りに行く。反応:受が両手を襟に持っていき、肘が膝から離れる。次の動作:取の左腕はすでに受の左側を制しています。指導者に教わった返しで受を仰向けに転がし、袈裟固や縦四方固などの抑えへ向かえることがあります。中止:握りが首を横切って引くことになるなら、転がす前に襟を離します。
持ち替えを防がれたら、とどまって作り直す
持ち替えの瞬間に、受が左手を挟む
開始:右手の握りができている。最初の動作:左手が受の右襟へ動く。反応:受が取の左前腕を自分の体に押さえ付けるか、右襟を握って閉じる。次の動作:右手の握りと胸の接触を保ち、左手を脇の下からの制御に戻して、受の握りが変わるのを待ちます。中止:受が向きを変えて取の胸が背中から離れたら、絞技をあきらめて位置を回復します。
どの防御に最もよく出会うかを記録してください。多くの相手が早い段階で襟を守るなら、絞技そのものよりも返しの分岐を多く練習する価値があります。
08 / 防御と逃れ方
襟を守り、腕を自由にし、取と向き合う
予防(深い握りを許さない)、防御(握られた後に圧力を掛けさせない)、逃れ(背後の支配から抜け出す)を分けて考えます。指導動画の公開元によるチャプター一覧には「いくつかの逃れ方」と「顎への圧力を逃がす」が含まれています。どの逃れ方を最初に学ぶかは指導者が決めます。
予防:深い襟を取らせない
膝を着いているときは、左腕を簡単に持ち上げられないよう肘を膝の近くに保ち、顎を引きます。取がどこにいるかを見ようと頭を上げて、襟を開いてしまわないようにします。
防御:右手の握りを攻め、左腕を自由に保つ
このページの基準では、受の左の上襟を持つ取の右手が危険です。受は、取の左腕に自分の左腕を持ち上げられないようにしながら、その右手が首に届くのを止めるか、外そうとします。自分の襟を握れば、握りを遅らせられます。取の指をつかんだり、手首をねじったりするのは避けてください。それは防御ではなく、安全上の問題です。
逃れ:持ち替えが終わる前に取と向き合う
手の持ち替えは取の弱い瞬間であり、受が向き直って取と向き合う最大の機会です。向く方向と方法は指導者から学んでください。間違った方向へ向くと、襟が締まることがあるからです。首に本当に圧力が掛かったら、逃れは終わりです。参ったをしてください。
返しと、さらされる危険
持ち替えの間に受が向き直ると、取の右手がまだ襟にある状態で、二人は急に攻防の入り乱れた状態になります。取は回転の間も襟を持ち続けるのではなく、襟を離します。向き合った受には、抑えを狙う機会が生まれることがあります。それは別の位置の課題として扱い、取の指を反らせたり、挟まれた左腕をねじったりして逃れることは決してしないでください。
09 / 抑込技・返しからの移行
柔道衣を使える状態で、受の背後に到達する
送襟絞は通常、何か別の動作の後に続きます。亀の姿勢で終わった投げの試み、抑えからの逃れ、入り乱れた攻防などです。握りだけでなく、その位置への到達も練習してください。
受が攻めの後に亀の姿勢になったとき
受の横にとどまらず、背後へ回ります。胸を落ち着かせてから、左腕を左脇の下に入れます。横から先に右手で襟を取りに行くのはIJFの順序と逆であり、編集部の見方では、受に手がはっきり見え、襟を閉じる時間を与えてしまいます。指導者がどの順序を好むかを確認してください。
受が抑えから背を向けたとき
受が横四方固などの横からの抑えから、うつ伏せへ向いて逃れたら、背中についていきます。最初に届く握りは脇の下からの左襟かもしれません。それがIJFの手順の始まりです。
絞技から抑えへ
受が握りを外して仰向けに転がったら、襟を離してから、抑えに固有の支配を作ります。首に回した襟で受を引き倒してはいけません。
受が逃れて向き合ったとき
絞技は終わりです。安全な位置を回復するか、練習をやり直します。受が向きを変える間も首に回した襟を持ち続けると、首をねじることがあります。手を離してください。
10 / 段階的な練習(位置練習)
握りの手順から、実際の攻防へ
段階ごとに変える条件は一つです。攻防の長さや回数は、指導者と調整するための編集部の提案です。
座った相手に対する握りの手順
左手を脇の下へ、右手を上襟へ、左手を右襟へ。圧力は掛けません。受は手がどこにあるかを伝えます。受が毎回、右手が首の近くにあると伝えられるようになったら次へ進みます。
軽い圧力と即座の解き
取はゆっくり掛け、受は早めに参ったをし、両方の握りを開きます。指導者が不規則に参ったの合図を出します。練習の終盤も含め、すべての解きが即座にできるまで次へ進みません。
向き変えに対する手の持ち替え
左手が持ち替える間に、受は合意した向き変えを1回行います。取は胸の接触を保ちます。これにより、第4項で示した弱い瞬間だけを取り出して練習できます。
絞技を認めた背後の支配の攻防
受は膝を着いた状態から始め、合意した防御で守ります。取は制御された強さで握りを完成させてかまいません。結果は「握りができた」「持ち替えを防がれた」「背後を失った」「受が参ったをした」に分けて記録します。
抑えや投げの結果から始める
抑えから始めます。受は背を向けて逃れ、取はついていって手順を始めます。これにより、絞技だけでなく、その位置への到達も試します。
監督:首に圧力を掛ける段階には、二人の両方を見られる指導者が必要です。指導者がいないときは、握りの手順と背後の支配の攻防だけにとどめてください。
11 / 試合での実例
二つのIJFリプレーの手がかりと、その限界
2026年10月10日に、送襟絞のタグで試合を一覧にしているIJFの選手別技ページを二つ確認しました。選手ページでは、タグ付けされた技をアルチュール・マルジェリドンとラリサ・ツェリッチによるものとしています。得点になったか、いつ起きたか、戦術については確認しておらず、リプレーも見ていません。
パリ・グランドスラム2024:マルジェリドン対テラダ
IJFの送襟絞の映像一覧には、パリ・グランドスラム2024でのアルチュール・マルジェリドン(Arthur Margelidon、カナダ、白)対寺田正幸(Masayuki Terada、タイ、青)が掲載されています。
ザグレブ・グランプリ2019:ツェリッチ対ミオチッチ
IJFの送襟絞の映像一覧には、ザグレブ・グランプリ2019でのラリサ・ツェリッチ(Larisa Cerić、ボスニア・ヘルツェゴビナ、白)対ズリンカ・ミオチッチ(Zrinka Miočić、クロアチア、青)が掲載されています。
どちらのリプレーにも使える観察の問い
- 到達:絞技の前はどの位置だったか。攻めの後の亀の姿勢、抑えからの逃れ、入り乱れた攻防か。
- 左腕:IJFの手順のように、攻める側の左腕はまず守る側の脇の下に入っているか。
- 右手の握り:守る側が反応する前に、どの高さまで届いているか。
- 持ち替え:左手の持ち替えは見えるか。その間に守る側は何を試みているか。
- 終わり方:参ったか、審判の介入か、中断か。見えることだけを記録し、それ以外は不明とする。
シニアの試合映像は、その大会でのシニアの規則を反映したものです。自分の年齢区分や大会で何が認められているかは分かりません。
12 / 変化と似た技
他の絞技と並べた送襟絞
| 技 | 比べる点 |
|---|---|
| 送襟絞 | 背後から。左手は脇の下から左襟へ、右手は左の上襟へ、それから左手を右襟へ(IJF)。 |
| 裸絞 | 背後から。柔道衣を持たない。右前腕を首の前面に横切らせ、両手を受の左肩の上で組む(IJF)。 |
| 片羽絞 | 講道館で別の名称を持つ絞技。IJFの定義では、左手は襟を持たずに左脇の下から差し入れ、その手の甲を受の後ろ首に当てます。送襟絞の変化としてではなく、組み方を指導者から学んでください。 |
| 十字絞の系統 | 並十字絞、逆十字絞、片十字絞は、講道館でそれぞれ別の名称を持つ技です。「十字」は交差を指します。これらは別の技であり、送襟絞の手の変化ではありません。 |
握りの変化:指導者によって、親指の位置や右手の経路の違いが教えられます。公開元のチャプター題名も親指に焦点を当てています。これらは同じ技の細かな改良ですが、一つずつ分けて練習し、どれを使ったかを記録してください。
開始位置:座った受と亀の姿勢の受では、手順は同じでも難しい部分が異なります。座っている場合、受は向きを変えるか腰を遠ざけます。膝を着いている場合は、左腕を下に入れるのが難しくなります。二つの別の練習として扱ってください。
13 / 次の練習課題
重点は一つ:左手の持ち替え
右手の握りができた後に試みが行き詰まるなら、原因はおそらく持ち替えにあります。1回の練習で、次の記録を使ってください。
- 場面
- 受は膝を着いている。取は背後。右手は左の上襟を握っている。
- 自分の重点
- 左手を右襟へ動かす間も、胸を受の背中に着けておく。
- 気づいたこと
- 持ち替えの間に受は向きを変えたか。右手の握りはどこにあったか。すべての解きは即座だったか。
- 指導者への質問
- 「右手の握りは十分に深いですか。持ち替えは遅すぎませんか」
- 次の判断
- 持ち替えだけを練習するか、右手の握りを作り直すか、返しの分岐を加えるか。
説明用の架空の例(実測したユーザーデータではありません):「亀の姿勢から8回開始。右手の握りが首に届いたのは5回。そのうち3回は、持ち替えの間に受に向きを変えられた。次回:持ち替えの練習だけを行い、受には低い力での向き変えを1回認める」。
練習記録テンプレートかJudo AIに記録し、結果だけでなく手の痛みも書き留めておきます。
14 / 出典とレビュー
出典・執筆・確認状況
名称と分類:講道館の技名一覧。握りの手順:IJFの送襟絞の定義(2026年10月10日確認)。動画の出典はそれぞれの公開元に帰属します。Riki Judo Dojoの動画については、題名と公開元によるチャプター一覧のみに基づいています。
執筆:Judo AI · 英語版編集確認:2026年10月10日 · 日本語版編集確認:2026年10月10日。原因の見立てと練習は、監督下の練習のための編集上の提案です。実名の指導者によるこのページの確認は行われておらず、どちらの動画も再生して確認してはいません。
規則:このページは、絞技に関する現行の試合規則を示すものではありません。どの試合で絞技を使う前にも、指導者か審判が、その大会と年齢区分の現行規則を確認すべきです。